徳島で縁結び神社を探すと、眉山の姫宮神社と大麻比古神社の名前がよく出てきます。ただ、そこで縁結びの祈願を受けられるのか、いくらかかるのかまでは、あまり書かれていません。
そこで私は、徳島でよく名前の挙がる6社について、縁結びや良縁が祈願の名前として実際にあるかを調べました。受付の時間と初穂料、予約の要否も同じ並びにしています。
横に並べていちばん驚いたのは、大麻比古神社の初穂料が金額ではなく「祈ってもらう日数」で決まっていたことです。ほかの社と同じ感覚で選ぶと戸惑います。
- 6社のうち良縁が祈願の名前にあるのはどこか
- 大麻比古神社の初穂料が日数で決まる仕組み
- 予約が要る社と、当日そのまま受けられる社の分かれ方
徳島の縁結び神社6社|良縁の祈願がある社と受付時間・初穂料

徳島でよく名前の挙がる6社のうち、良縁を祈願の名前として掲げているのは大麻比古神社の1社だけでした。残りの5社は、願いごとの一覧に縁結びも良縁も並んでいません。
この5社で願えない、という意味ではありません。「心願成就」など別の名前で申し込むか、境内の授与品や由緒にそって願う形になる、ということです。
下の表は、2026年9月21日時点で各社の案内を調べた内容です。祈願の名前・受付の時間・初穂料・予約の要否を、同じ並びで見られるようにしました。
| 社名 | 所在地 | 縁結び・良縁の扱い | ご祈祷の受付 | 初穂料 | 予約 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大麻比古神社 | 鳴門市 | ご祈祷の内容に「良縁成就」 | 例祭・大晦日に受けられない時間あり | 2夜3日5千円/7日7千円/15日1万円 | 案内なし |
| 徳島眉山天神社 | 徳島市 | 境内の姫宮神社が縁結びの神 | 案内なし | 案内なし | 案内なし |
| 津峯神社 | 阿南市 | 願意の一覧に記載なし | 9時〜16時(30分間隔・年中無休) | 3,000円〜30,000円の6段階 | 不要 |
| 王子神社 | 徳島市 | 良縁の神として知られる(由緒) | 案内なし | 五千円より(初宮詣は一万円より) | 電話で相談 |
| 上一宮大粟神社 | 神山町 | 願意の案内なし | 社務所に宮司が常駐せず | 案内なし | 御朱印は事前予約 |
| 大山寺 | 上板町 | 縁結びと開運祈願の寺(県観光協会) | 案内なし | 案内なし(駐車場代500円) | 案内なし |
ご祈祷の受付時間がはっきり出ているのは津峯神社だけです。9時から16時まで30分間隔で、予約も要りません。
初穂料の下限は津峯神社の3,000円がいちばん低く、王子神社と大麻比古神社は5,000円からです。3社で幅が2倍近くひらいています。

徳島は案内に出ていない項目が多いので、申し込む予定があるなら電話を一本入れるのが早いです。
この6社を選んだ基準
今回並べたのは、各社の案内か徳島県観光協会・神山町の案内で受け方を確かめられた6社です。名前がよく挙がっていても、案内が見つからない社は表に入れていません。
忌部神社・西照神社・大剣神社・伊射奈美神社も縁結びで紹介される社です。ただ今回は受付時間や初穂料を確認できなかったので、表から外しています。
分からないことを「たぶんこうです」と書くと、山あいの社ほど困ります。片道1時間の道を戻ることになるので、確かめられた範囲だけを並べました。
四国のほかの県もまとめて見たい方は、香川の縁結び神社8社と愛媛の縁結び神社8社の記事で、同じ並びにしています。
徳島の縁結び神社で人気の姫宮神社はハートの踏石をたどる

姫宮神社は徳島眉山天神社の境内にあり、縁結びの神様がまつられています。ハートの踏石を歩いて参拝する形が案内されています。
出会いを求める方、想い人との恋愛成就、パートナーとの結婚や出産まで、良縁に恵まれるよう祈念しているという案内が出ています。踏石をたどる参拝者を待っている、という言葉が添えられていました。
眉山天神社そのものは学問の神をまつる社で、合格祈願・学業成就の案内が中心です。縁結びは境内社の姫宮神社が受け持っている形だと考えられます。
姫宮は安産・夫婦円満の神様でもある
姫宮は恋愛や結婚だけでなく、安産や夫婦円満の神様でもあると案内されています。境内には夫婦石があります。
夫婦石は、夫婦の縁を強め、新しい家族の発展や幸せを引き寄せるご利益があるとされています。良縁を願う人と、すでに二人で行く人の両方に向いている社です。
神前式も行われていて、三三九度の盃や玉串礼拝を通して良縁を祈願する大切な機会だと書かれています。願う段階から式まで、同じ社でたどれる形になっています。
カーナビは「新町橋2丁目21」で検索する
眉山天神社へ車で行くときは、カーナビに「新町橋2丁目21」と入れるよう案内されています。神社の住所は徳島市眉山町天神山1です。
住所をそのまま入れると、眉山の山道のほうへ案内されることがあるのだと考えられます。出発前に目的地を入れ替えておくと安心です。
問い合わせ先は088-622-9962です。ご祈祷の受付時間や初穂料は案内に出ていないので、申し込む予定があるなら電話で確かめてください。
徳島の縁結び神社で大麻比古神社だけ初穂料が日数で決まる

大麻比古神社の御初穂料は、2夜3日祈念が5,000円、7日祈念が7,000円、15日祈念が10,000円です。金額の段ではなく、祈ってもらう日数で分かれています。
日数は、ご祈祷を受けた翌日から祈祷を継続する期間だと説明されています。当日の20分で終わりではなく、そのあとも続けて祈ってもらう形です。
ほかの5社のように「5千円・1万円・2万円」と金額だけが並ぶ形とは考え方が違います。いくら包むかではなく、どれだけの期間お願いするかで選ぶことになります。
初宮詣祈願は10,000円、七五三祈願は5,000円と別に決まっています。こちらは日数ではなく行事ごとの金額です。
- 2夜3日祈念:5,000円
- 7日祈念:7,000円
- 15日祈念:10,000円
- 日数は翌日から祈祷を継続する期間
ご祈祷の内容に「良縁成就」がある
大麻比古神社のご祈祷の内容には「良縁成就」が入っています。今回の6社で、願いごとの一覧に良縁の名前があるのはこの社だけです。
ほかに並ぶのは、交通安全・方除・家内安全・安産祈願・厄除・諸災消除・商売繁盛・心願成就・病気平癒・学業成就・子授祈願・年祝い・必勝祈願・大漁満足・海上安全・神恩感謝などです。
一覧に無い願いごとは、神社へ問い合わせるよう案内されています。申込用紙に「良縁成就」とそのまま書ける社は、徳島では貴重です。
授与品に縁結びと名の付いたお守りは出ていません。心願守が1,000円、幸守と藍染守が1,500円で、願いを絞らない形のお守りが中心になっています。
藍染守は徳島らしい一品です。阿波藍の産地の社らしく、参拝の記念に選ばれています。
お守りで縁結びを選びたいなら、眉山の姫宮神社のほうが合っています。ご祈祷で良縁を願うなら大麻比古神社、という使い分けができる形です。
阿波国一宮として知られる社で、安産・交通安全・方除・厄除の御加護をお授けくださる神様として信仰されてきたという案内が出ています。出典は大麻比古神社の御祈祷のご案内です。
例祭と大晦日はご祈祷を受けられない時間がある
11月1日は例祭のため、午前9時から午前11時30分の間はご祈祷を受けられません。12月31日も初詣の準備で、午後1時から最終までは受けられないと案内されています。
この2日は予定を立てる人が多い日でもあります。七五三の時期と年末年始に重なるので、行く前に日付を確かめておいてください。
大麻比古神社の拝礼は二拝二拍手一拝
大麻比古神社では、ご祈祷のおさめに「二拝・二拍手・一拝」の作法でお参りします。手順が公式の案内に書かれています。
参拝の前に手水舎で手を洗い口をすすぎ、祈祷受付所で祈願の種類を申し出て初穂料を納めます。そのあと神職の案内で昇殿し、ご祈祷を受ける流れです。
最後に神職から一人ひとりに祈祷符などが授けられます。初めてご祈祷を受ける人でも、この流れを知っておけば落ち着いて臨めます。
奥宮の峯神社は大麻山の頂上にある
大麻比古神社の奥宮である峯神社は、大麻山の頂上にまつられています。標高538メートルの、阿讃山脈の霊峯です。
地元の人はこの山を「弥山さん」と呼んで崇拝してきました。石段が続く急な坂道で、中腹から上はうっそうと茂る自然林に覆われています。
頂上までの目安は、若い人なら1時間、初めての人なら約2時間と案内されています。人々の修行の場として、また登山のトレーニングの場として毎日多くの人が訪れる場所です。
お参りのついでに軽く寄れる距離ではありません。本殿のお参りとご祈祷だけなら不要ですが、奥宮まで行くつもりなら靴と時間を変えて出かけてください。
徳島の縁結び神社は阿南と徳島市の2社が当日受けられる

津峯神社は予約が要らず、王子神社も電話で相談すれば受けられます。思い立った日に動きたいなら、この2社が現実的な選択肢です。
どちらも願いごとの一覧に縁結びの名前はありません。ただ、王子神社は良縁の神として知られてきた由緒があり、津峯神社は「その他各ご祈願」を相談できる形になっています。
津峯神社は予約が要らず30分間隔で奉仕している
津峯神社のご祈祷受付時間は午前9時から午後4時までで、予約は要りません。30分間隔で奉仕していて、年中無休です。
祈願料は3,000円・5,000円・7,000円・10,000円・20,000円・30,000円の6段階です。今回の6社で下限がいちばん低いのがこの社になります。
御祈祷の時間は20分程度で、混雑するときは30分程度と案内されています。予約は不要ですが、あらかじめ連絡しておくとスムーズだとも書かれています。
主な願意は家内安全・商売繁盛・息災延命・病気平癒・交通安全・海上安全・大漁満足・安産・お宮参り・七五三・厄除などです。所在地は阿南市津乃峰町東分343で、社務所の受付は9時から17時になっています。出典は津峯神社のご祈祷の案内です。
授与品では、御朱印帳が2,000円、御朱印の初穂料が300円です。金と黒の市松模様の和柄に御神紋を入れたもので、書家とのコラボや「登拝」スタンプもあると案内されています。
絵馬は2種類あります。境内の絵馬掛けに奉納するものと、持ち帰って自宅で祈願する「花笑み絵馬」で、玄関やリビングに飾れるデザインになっています。
絵馬を持ち帰る形は、この記事の6社ではここだけでした。参拝したあとも手元に置いておきたい人に向いています。
王子神社は「猫神さん」で良縁の神として知られる
王子神社は「猫神さん」と呼ばれ、合格祈願・開運・良縁・商売繁盛の神様として知られています。徳島市八万町の文化の森にあります。
別称の由来は「阿波の猫騒動」です。約三百年前、無実の罪で捕らえられた庄屋の娘・お松さんが、愛猫お玉に報復するよう言い含めたという言い伝えが伝わっています。
お松とお玉の霊がこの地にまつられ、いつしか願い事をかなえてくれる猫神さんと呼ばれるようになったと案内されています。約五百年前に「王子神社」と正式に呼ばれるようになった社です。
御祭神の天津日子根命は、この地の根子神としてまつられてきました。江戸時代には阿波藩蜂須賀家の家老だった長谷川奉公家が代々崇敬したと伝えられています。
猫の話が有名な社ですが、由緒をたどると藩の歴史につながっていきます。文化の森にあるので、その流れを調べてから行くと見え方が変わります。
ご祈祷の初穂料は五千円より、初宮詣祈願は一万円よりです。予約と相談は事務所(088-668-6915)へ電話する形になっています。
ご祈祷の案内に並ぶのは、学業・合格祈願、就職祈願、交通安全祈願、病気平療祈願、厄祓い祈願、七五三祈願、社業繁栄・商売繁盛祈願、家内安全祈願、その他各ご祈願です。
鎮守祭や新築のお祓いなどは別の金額で、個人が二万円より、法人が三万円よりになっています。良縁で申し込むなら「その他各ご祈願」として相談する形です。

猫神さんは文化の森の中なので、参拝のあとに博物館や図書館へ寄る人も多い場所です。
徳島の縁結び神社は山あいの2社で行き方が変わる

上一宮大粟神社と大山寺は、どちらもJR徳島駅から車で45分から1時間かかります。公共交通で行くのは難しい場所です。
2社とも受け方の条件が違います。上一宮大粟神社は宮司が常駐しておらず、大山寺は駐車場が広いかわりに駐車場代がかかります。
上一宮大粟神社は社務所に宮司が常駐していない
上一宮大粟神社は、社務所に宮司が常駐していません。御朱印が必要な方はあらかじめ予約するよう案内されています。
所在地は名西郡神山町神領西上角330で、JR徳島駅から約25km・車で約45分です。創建の年代は不詳で、14枚の棟札が現存していると神山町の案内に書かれています。
祭神の大宜都比売命は五穀をつかさどる神です。伊勢国丹生の郷から阿波国へ来られ、この地一帯に粟をまき広めたと伝えられています。
粟をまき広めた国という由来が、阿波という国名につながったとされています。徳島の成り立ちそのものにかかわる社だということです。
縁結びの社として紹介されることはありますが、案内にその言葉は出てきません。由緒を知ったうえで静かに手を合わせる場所だと考えられます。
ご祈祷の受付や初穂料の案内は出ていません。行ってから相談するのではなく、先に連絡を取ってから向かうほうが確実です。
大山寺は縁結びと開運祈願の寺として案内されている
大山寺は、徳島県観光協会の案内で「縁結びと開運祈願の寺として知られています」と書かれています。四国別格二十霊場の一番札所です。
千四百五十余年前に開かれた阿波仏法最初の寺院で、一般庶民の尊崇も厚かったと紹介されています。所在地は板野郡上板町神宅字大山14-2です。
JR徳島駅から車で1時間、駐車場は300台あり、駐車場代は500円です。今回の6社で駐車場代の案内があるのはここだけになります。
秋は銀杏の色づきが見事で、毎年1月の第三日曜日には「力餅」が行われます。徳島の冬の風物詩として案内されている行事です。
祈祷の受付時間と初穂料は案内に出ていません。縁結びで訪ねるなら、先に電話で確かめてから山を登るほうが確実です。
徳島の縁結び神社に関するよくある質問

徳島でいちばん名前の挙がる縁結びの社はどこですか?
名前がいちばんよく挙がるのは、徳島眉山天神社の境内にある姫宮神社です。ハートの踏石で紹介されることが多い社になります。
ただし、良縁が祈願の名前にあるのは大麻比古神社のほうです。申し込む予定があるなら、その違いで選ぶほうが当日つまずきません。
徳島市内だけで縁結びのお参りはできますか?
徳島市内だけでも、眉山天神社の姫宮神社と王子神社の2社を回れます。どちらも市内にあり、離れていません。
鳴門の大麻比古神社まで足をのばすなら、車での移動を前提にしてください。山あいの2社は別の日に分けるほうが無理がありません。
阿南の津峯神社も市内から離れています。予約が要らない社なので、時間が読めない日にはここを組み込むと動きやすくなります。
お守りやご祈祷の初穂料はどのくらいですか?
ご祈祷の初穂料は、案内が出ている3社で3,000円から10,000円の幅です。津峯神社が3,000円から、大麻比古神社と王子神社が5,000円からになります。
大麻比古神社だけは金額ではなく祈る日数で選ぶ形です。ほかの社と同じつもりで「いちばん安いもの」と考えると、期間の短いものを選ぶことになります。
徳島の縁結び神社でお守りを複数持っても大丈夫ですか?
今回調べた6社の案内に、複数持つことを控えるようにという記載はありませんでした。神社どうしの神様が争うという考え方も、案内には出てきません。
持ち方や返し方の作法は、恋愛成就のお守りの持ち方の記事にまとめています。
カップルで一緒に行っても問題ありませんか?
問題ありません。姫宮神社の境内には夫婦石があり、二人で行くことを前提にした案内も出ています。
「行くと別れる」という言い伝えの出どころについては、縁結び神社にカップルで行くと別れる?の記事で整理しています。
公共交通だけで徳島の縁結び神社を回れますか?
公共交通だけで回れるのは、徳島市内の2社までです。上一宮大粟神社はJR徳島駅から約25km、大山寺は車で1時間の場所にあります。
山あいの2社は車を前提に案内されています。鳴門の大麻比古神社まで含めるなら、1日で市内と鳴門、別の日に山あいという分け方が無理のない組み方です。
ご祈祷はどれくらい時間がかかりますか?
ご祈祷の時間は、案内が出ている津峯神社で20分程度です。混雑するときは30分程度と書かれています。
大麻比古神社は当日の時間だけでなく、翌日から2夜3日・7日・15日と祈祷を続けてもらう形です。その場にいる時間と、祈ってもらう期間は別のものになります。
お守りや御朱印はいくらくらいですか?
お守りは1,000円から1,500円、御朱印は300円が目安です。大麻比古神社は心願守が1,000円、幸守と藍染守が1,500円になっています。
御朱印帳は社によって違います。津峯神社は2,000円で、御朱印の初穂料が300円という案内が出ています。
縁起物はもう少し幅があります。大麻比古神社のだるまは1号が800円、2号が1,000円、注連縄が500円という案内です。
ご祈祷を受けずにお参りだけする日でも、この範囲で持ち帰れるものがあります。初穂料の高いご祈祷を選べないときも、気持ちは形にできます。
まとめ|徳島の縁結び神社は祈る日数で選ぶ社がある
この記事では、徳島の縁結び神社6社について、祈願の名前・受付時間・初穂料・予約の要否を紹介しました。
- 良縁が祈願名にあるのは大麻比古神社だけ
- 大麻比古神社の初穂料は祈る日数で決まる
- 津峯神社は予約不要で3,000円から
- 上一宮大粟神社は宮司が常駐していない
案内に出ていない項目が多いのが徳島の特徴でした。行き先を決めたら、出かける前に電話で受付時間を確かめてくださいね。

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